よくいただくご質問

Q:スイスどんぐり倶楽部のカリキュラムの内容を教えてください
A:教室としてのカリキュラムはありません。しかしながら、どんぐり倶楽部では年
長さんから6年生まで各学年100問、全部で700問の良質の算数文章問題が用意されて
おり、親が子どもの様子をよく見て、週2問のペースで解くことが理想的です。

どんぐり倶楽部は家庭学習が基本です。その子のペースやその日の気分、それが一番
分かるのが親です。どんぐり問題を解く場合には、使用上の注意を必ず守ってくださ
い。どんぐり問題は良いらしいから(プラス学習)、とパターン学習(マイナス学
習)をさせるついでにやらせても意味がありません。プラスとマイナスでゼロです。
子どもの時間を奪い、ストレスをかけただけで、子どもにとってはむしろマイナス、
親が自己満足しているだけの状態です。

2017年4月現在、スイスどんぐり倶楽部の教室では、

1時間 良質の算数文章問題

3分 IF法で漢字一字(小学生)、ひらがな一字(年長さん)

をやったら終了です。
Q:IF法で漢字一字で日本語は大丈夫でしょうか?

A:大丈夫だとか、覚えれるのかとかではなく、自然に子供の記憶に残る学習法です。
これによって、日本語に抵抗を感じてしまったり、嫌になってしまったりなどがなくなります。

<#red>どんぐり倶楽部には、目標地点と環境設定があります。<#red>

 

Q :どんぐり倶楽部ってなんですか?

A : 糸山泰造先生が1985年から運営している、「過程を楽しみ、価値のあるものにする術をマスターする」理論をベースに子育てと教育をする方法。

「人生は過程そのものである、人生は結果ではない。結果を重視しすぎて過程の楽しみ方を知らないと、人生を楽しめない。どんぐり倶楽部では、人生を楽しみ、価値のあるものにする術をマスターする。」

独自に開発された算数文章問題を、絵図を描いて答えを導き出す方法が特徴。

「読める」とは発音できること「分かる」とは発音からイメージしたものを見ることができるということ「考える」とはイメージしたものを頭の中で移動変形させることができるということ

文章問題を読んで、それを絵図にすることにより、読解力と思考力、そしてじっくり物事に取り組む忍耐力、考え続ける力が養成される。計算問題や漢字書き取りを(考えずに)繰り返したり、量をこなして国語力を養成しようとする「多読・音読」と対極にある。

また、どんぐり倶楽部は、子どもの習性にも深く寄り添うため、日常生活の過ごし方にも多く言及する。上記に記したイメージを頭の中に作り出すためには、多くの実体験が必要なため、自然の中での自主的な外遊び、自然な時の流れを感じ、味わいながら生活することを推奨する。子育ては「慌てず騒がず穏やかに」教育は「ゆっくり・ジックリ・丁寧に」をモットーとしている

どんぐり倶楽部の目指す「絶対基礎学力」とは<感味力>と<視考力>である。

どんぐり倶楽部は、家庭学習を推奨しているが、その理論や文章問題をベースに教育する教室は日本全国に限らず世界中にある。「教育は裕福な人の特権であってはならない」という理念より、フランチャイズ料は無く、教材は一度購入したら、教室で何度でもコピーして使って良いことになっているため大変経済的でお金がかからない。

スイスどんぐり倶楽部でも、通学や待ち時間などの親子の負担がない「家庭学習」を推奨しているが、それだと、なし崩し的に続かないかもしれない不安のある方の拠り所となることを目的として運営されている。教室のレンタル料(月50フランを教室開催回数(週1回)で割り、さらに出席した生徒の数で割った金額)とコピー代等実費のみを負担いただく、「無理なく、無駄なく、効率的、経済的に、楽しみながら」日本語学習をすることをモットーとしている。

糸山泰造(いとやま たいぞう)

1959年、佐賀県生まれ。明治大学商学部卒。コンピュータプログラマー、システムエンジニア、バーテンダー、シナリオライターなどさまざまな職業を経験しつつ、進学塾講師および塾講師の指導に携わる。85年より「どんぐり倶楽部」運営。オリジナルテキストや教材の開発から添削や保護者の教育相談まで、教育を子育ての一部という信念のもとに指導にあたる。著書に『絶対学力』『新・絶対学力』(文藝春秋)、『子育てと教育の大原則』(エクスナレッジ)、『絵で解く算数』(朝日新聞社)など。

reonreon.com

出典:どんぐり倶楽部 糸山泰造さんインタビュー その1 くらすこと

http://www.kurasukoto.com/magazine/special-issue/3266/

 

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